工場見学に行ってきました!JFE 京浜地区編
JFEスチール 京浜地区に行ってきました
神奈川県内、川崎市です。
いわゆる本当の工場見学です。訪れた日は、8月土曜日(小学生の夏休み)です。(※今回も、プライベートでのお話です。)
JFEスチール株式会社は、日本鋼管株式会社および川崎製鉄株式会社が共同し設立されたJFEホールディングス株式会社から、2003年に分割再編された会社です。最近では、サンドウィッチマンさんのCM「サス鉄ナブル!」も目にする機会が多いかもしれません。
私は、NKK(日本鋼管株式会社)があった広島県福山市・岡山県倉敷市に住んでいたことがあり、友人も数人就職しているので、勝手に親近感を持っています。
また、中小企業の皆さまは、JFEスチール 京浜地区と言えば、2023年9月16日に高炉等を停止した(高炉、シャフト炉、焼結設備、コークス炉、転炉、電気炉、連続鋳造機などで全敷地の半分(約250万平方メートル))ことも記憶に新しいかと思います。
工場見学の予約
Web検索していて、見つけました。なかなかレアな一般向けの夏休み限定工場見学です。
予約は開催日の2週間前です。募集開始からはすでに9日経過しており、先着順だったため、行けるかどうかドキドキしましたが大丈夫でした。
電話でのみ予約受付されていました。対象日は3日あり、午前午後各回30名まででしたが、電話した時点では3日間の午前午後のいずれかに空きがありました。
交通手段と駐車場
JR川崎駅近くの指定集合場所から、JFEバスに乗って工場まで行きました。集合場所までは電車です。
京浜地区の駐車場有無はわかりませんが、千葉工場の工場見学情報を確認すると、団体向けバスを準備しない限り、工場見学はそもそもできないようです。そのため、一般見学者個人向けの駐車場はないと思われます。
体験の内容
内容は、以下のとおりです。おおよそ90分程度です。(2024年8月現在)
JFEの門をくぐると全てが撮影禁止です。(このあと出てくるものは写真許可を受けたものです。)
- バスの中で、JFE従業員によるJFEの説明(25分程度)
- ゲストホールで、資料と動画による説明
- ヘルメット・軍手が支給され装着
バスで厚板工場へ移動。移動しつつ、工場内の各場所の説明 - 厚板工場内を見学
- ゲストホールに戻って、各自記念撮影(ここのみ撮影可)
- 最初の集合場所までJFEバスで移動
JFE生産ルートは、一直線で転炉→高炉→圧延→表面処理と配置されており、その後、倉敷・福山などの西へ向かって、そのまま船が出航できるように、計算された作りになっていました。(現在は、高炉等停止)
また、鉄(粗鋼)の生産量国別ランキングをご存知でしょうか。
2023年時点で、1位:中国、2位:インド、3位:日本、4位:アメリカ、5位:ロシアです。2017年まで日本が2位でした。(1992~1995年は日本が1位。)
JFEの方のお話では、2位:インドは、これからもっと生産量が上がっていくだろうとのことでした。
体験してみた感想
実は、1番行きたかったタイプの工場見学です!
一般募集があまりないので、予約できた際は興奮しました。
6歳は、厚板工場で厚板を加工する際の大音響が怖かったようです。(働いている方のお話では耳栓が必須とのこと。)
あと、当然ですが、オレンジ色に染まった1200度の厚板が横を通るだけで、距離はすごく離れているのにとても熱かったです。でも熱いより見ごたえが勝ち、見ることができて本当に良かったです。
同日、午前の部は厚板工場が稼働していなかったとのことでした。工場見学は、見学している瞬間に、ラインが止まるか止まらないかで、見ごたえがずいぶん変わります。
今後、高炉・転炉等があったエリアは、2050年までに大幅に生まれ変わる予定とのことです。一部すでに取り壊されている箇所もありますが、廃炉としてほぼ全体が残っている状態を見られるのは今だけかも知れません。
おまけ
今回のお土産は、子どもにクリアファイルです。
大人はお水、子どもには野菜ジュースもありましたが、暑かったので現地で飲み干しました。(工場見学前に、熱中症対策ラムネの配布もありました。)
チネチッタで夏祭り
帰り道、川崎チネチッタで夏祭りを開催していました。キャラものの綿菓子を売っており、買わされました。見た目がとても魅力的だったのでしょうがないかなと思ってます。でも高かったー。
アクセス
- JFEスチール製鉄所 京浜地区
- 〒210-0868 神奈川県川崎市川崎区扇島1-1
- TEL
- 044-322-1114(JFEスチール東日本製鉄所 京浜地区見学チーム)
※夏休み限定企画のため、現在募集は行っていません。