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掲載日:2024年12月16日
かながわ探訪/横浜指路教会
かながわ探訪/横浜指路教会
横浜指路教会(横浜市認定歴史的建物/設計・施工/竹中工務店)は、KIPのお隣です。
時には、礼拝前の鐘の音が聞こえます。
ヘボン式ローマ字で知られているヘボン博士ゆかりの教会です。
明治25年(1892年)に建てられた赤レンガ造りの教会は、関東大震災で倒壊。
現在の教会は、大正15年(1926年)に建てられました。
穏やかな印象を持ちながら、横浜大空襲など幾多の困難を乗り越えた凛とした佇まいです。
ヘボン博士が、医師として、妻クララと共に来日したのは、安政6年(1859年)。
外国人にもキリスト教徒にも厳しい時代に、お寺に住まいながら、診療をはじめました。
文久3年(1863年)には、英学塾「ヘボン塾」(のちの明治学院)を開設。
ヘボン博士が明治25年(1892年)に帰国するまでの33年間に、医療や英語教育、和英辞典の編纂、教会の建設、明治学院の創立等、数多くの功績を残されたことは、ヘボン博士の人望が厚かったことと日本への深い理解があったからだと伝えられています。
(参考文献:明治お雇い外国人とその弟子たち/片野 勧)