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掲載日:2024年8月 6日

「SDGs」17の目標について Part8(final)

「SDGs」17の目標について Part8(final)

神奈川産業振興センターでは、
SDGsの取組みの中で、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた一人ひとりのライフスタイルの脱炭素型への転換を推進するとともに、働きやすい職場づくりの一環として、「通年での職員の軽装化(気候や職場環境など職員自ら快適で働きやすい服装を選択)」を昨年の7月26日より実施しており、1年が経過しました。(当財団は<かながわSDGsパートナー>です)

今回で最終回となる「SDGs」17の目標のご紹介Part8では、「15 陸の豊かさも守ろう」「16 平和と公正をすべての人に」「17 パートナーシップで目標を達成しよう」について見ていきたいと思います。

15 陸の豊かさも守ろう~陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する~

目標14では「海の豊かさ」について触れられていましたが、目標15の「陸の豊かさ」は、植物や動物など陸で生きるあらゆる生物について触れています。あらゆる生物が絶滅することによって生態系が崩れ、私たち人間にも影響を及ぼすことは言うまでもありません。海外では、ある地域に生息していたオオカミを駆除した結果、鹿の増加により山が荒廃するという生態系の危機が実際に起きていたということです。その後、人間の手でオオカミを放ったところ、生態系が戻ったということです。日本でも鹿の増加は問題となっていて、2022年度野生鳥獣による森林被害面積の約73%が鹿だそうです。

国内で生息している生物の中には外来種という、もともとはそこに生息していなかった生物が生態系を崩す要因にもなっています。身近な陸の豊かさを守る取り組みは、簡単ではありませんが、目標13「気候変動に具体的な対策を」にも関連する植物や動物にも影響を与えている気候変動への取り組みがカギのひとつかもしれません。

16 平和と公正をすべての人に

今まさに「平和の祭典」と言われるオリンピックが開催されています。そうした中でも世界では戦争が続いています。平和を保つためには公正なルールが必要ですが、ルールが公正でなかったり、機能していないことで、武力による解決方法を選択する国がまだまだあります。未来を担う子どもたちへ平和を継承すること、平和で公正な社会を実現するために、積極的に政治に参加することが大切です。

17 パートナーシップで目標を達成しよう

国や企業、専門家、個人などがお互いに協力し助け合うことで、誰一人取り残さない持続可能な社会を実現することを目標としたものです。先進国が開発途上国の社会・経済開発のために行うODA(政府開発援助)として、日本では2023年の支出総額ベースで、米国、ドイツに次ぐ第3位の援助を行っています。

人のために動いたことが、いずれ自分にかえってきたという経験はないでしょうか。
「持ちつ持たれつ」。この言葉もなかなかいいものです。

神奈川で暮らす、働くを持続可能に。「SDGs」17の目標の達成のため、一緒に取り組んでみませんか!

参考資料:世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本、公益財団法人日本ユニセフ協会「SDGs CLUB」、農林水産省「aff(あふ)22年1月号」、SDGs media、外務省「OECD/DACにおけるODA実績」

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