「SDGs」17の目標について Part3
「SDGs」17の目標について Part3
神奈川産業振興センターでは、SDGsの取組みの中で、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた一人ひとりのライフスタイルの脱炭素型への転換を推進するとともに、働きやすい職場づくりの一環として、「通年での職員の軽装化(気候や職場環境など職員自ら快適で働きやすい服装を選択)」を2023年7月26日より実施しています。(当財団は<かながわSDGsパートナー>です)
今回の「SDGs」17の目標のご紹介Part3では、「5 ジェンダー平等を実現しよう」「6 安全な水とトイレを世界中に」について簡単に見ていきたいと思います。
(月1回程度、「SDGs」の17の目標をいくつかご紹介します。)
5 ジェンダー平等を実現しよう
~ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う~
2022年のジェンダー・ギャップ指数(社会や家庭などで男女の違いから生じている格差)の日本の総合順位は、146か国中116位と主要7カ国(G7)で最低となっています。
指数は経済、政治、教育、健康の4分野に関する統計データから算出されますが、そのうち1位となっているものがあります。それは・・・
「教育」です。識字率や初等~高等教育就学率の男女比の数値により男女平等と評価されています。
しかし、「政治」の分野では146か国中139位、「経済」の分野でも146か国中121位と低くなっています。
日本の未来を支える子どもたちに関わる教育の場では男女平等となっているものの、政治、経済の場ではまだまだ平等とはほど遠い状況です。
6 安全な水とトイレを世界中に
~すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する~
日本では自国の水は自国でまかなっていると思われていますが、「バーチャルウォーター」という考え方があります。
「バーチャルウォーター」とは、≪食料を輸入している国( 消費国) において、もしその輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したもの≫。
2005年に日本が海外から輸入したバーチャルウォーター量は、日本国内で使用する年間水使用量と同程度だったそうです。海外での水問題は、日本とは無関係でないことが分かります。
神奈川で暮らす、働くを持続可能に。「SDGs」17の目標の達成のため、一緒に取り組んでみませんか!
参考資料:男女共同参画局、環境省(バーチャルウォーターについて)、世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本