1. トップ
  2. スタッフブログ
  3. 「サポかな」こぼれ話~浄水施設の心臓部「ろ過砂」で日本の水を支える  ―日本原料(2)

スタッフブログ

サポかな
掲載日:2022年2月 1日

「サポかな」こぼれ話~浄水施設の心臓部「ろ過砂」で日本の水を支える  ―日本原料(2)

関東地区の水資源量は砂漠の国と同レベル

日本は意外にも水資源賦存量(※人が最大限利用可能な水資源の量)は世界156カ国中91位と、決して恵まれた環境ではない。例えば関東地区の水資源量は、国土の90%が砂漠のエジプトと同等。雨が梅雨や台風の時期に集中し、また狭い国土に人口が多いためだ。それでも毎日不安なく水を使え、飲料水レベルの水で風呂に入ることができるのは、世界最先端の都市水道モデルといわれる水道事業が支えているからだ。
一方世界では7億5,000万人が安全な水を利用できず、飲み水や衛生習慣の欠如による疾患で毎日1,000人もの子どもが命を落としているという。

西日本豪雨の被災地にも駆けつけ、飲料水供給

日本原料は2013年、「ウォータープラネットプロジェクト」を立ち上げた。発展途上国や自然災害などでダメージを受けた地域や、日本国内であっても設備の老朽化や人口減少などの理由で水道環境が整わない地域に暮らす人々へ、日本原料の技術力で「安全安心な水を届ける」ためである。
ラオスやフィリピン、国内では熊本地震や西日本豪雨の被災地にも駆けつけ、飲料水供給を早期に再開した。

「世界中の安全な水にアクセス出来ない地域の子ども達の笑顔のための活動に残りの人生を掛ける」という安弘社長。50歳以上にしか授けられない褒章を、50歳の誕生日を待って授与されたという逸話を持つ。

 

(取材後記)
当社を訪問し、日本のどこでも蛇口をひねればふんだんに出る水も、次の1滴には課題が山積であることを知った。人口減少による料金収入の減少/施設等の老朽化・耐震化・維持管理に対応するための費用増加/水道事業人材の減少/自然災害の激甚化と原水水質の悪化/今後起きるであろう大地震など。私に何ができるだろうと、受け止める。

(取材日2021年12月21日)―「サポかな」2月号、ぜひご覧ください。

「サポかな」こぼれ話~~浄水施設の心臓部「ろ過砂」で日本の水を支える  ―日本原料(1)

日本原料株式会社

https://www.genryo.co.jp/

情報をシェア
  1. 前の記事
  2. 一覧へ戻る
  3. 次の記事