サポかな
掲載日:2021年7月 9日
「サポかな」取材名言 ~交通事故の芽を摘むアプリで、悲しむ人をなくす! ジェネクスト笠原社長(1)
タクシードライバーをしていた父親が関わった事故で、警察に過失100%と判断された日から、笠原氏の事業はスタートしたといえるだろう。2009年、ドライブレコーダー交通事故鑑定事業を開始、2016年には単眼カメラから距離計測する特許を取得し、映像解析で先んじた。そして、幾多の事故映像からあぶりだされたのは、背後に100%存在する「交通事故違反」だった。
(取材日7月5日)―「サポかな」9月号にご期待ください。
鑑定した交通事故200件、ほぼすべてに道路交通違反があった。
ドライブレコーダー映像から車両の位置・速度などを解析し、裁判用の資料を作成するサービスで起業。
依頼者は、藁にもすがる思いで当社を訪ねてくる。現場の映像は悲惨で、解析サービスとはいえ心理的な負担は大きい。過失割合を依頼者に良い方向へ変動させる客観的な資料として活用され、依頼者を悲しみのどん底から救ってきた。
けれども、大勢の事故当事者や家族と真剣に向き合えば向き合うほど、笠原氏の無念は募った。「こんな事故さえ起きなければ、悲しむことはなかったのに」。どの映像も、事故の起点が「道路交通法違反」であることを物語っていた。
(12日のスタッフブログに続く)
ジェネクスト株式会社
かながわビジネスオーディション2021 県知事賞受賞