【大連便り（29）】技能実習派遣前研修学校を視察

大連領事事務所の主催する大連信業達職業培訓学校の視察会に参加しました。同校は2003年に設立された技能実習生の実習派遣前研修を行っている学校です。ここでは、実習派遣先が決まったさまざまな年齢の学生が、3カ月から6カ月の間、日本語と日本の生活習慣を学びます。現在の学生数は約500名とのことですが、コロナ禍以前は常時1,000名の学生が在籍していたとのことです。校内には日本語教育専用教室、宿舎、食堂、運動場などが完備されています。下の写真、左は運動場で行われているラジオ体操の様子、右は校舎の写真です。

現在はコロナの影響で新規のビザが発給されておらず、学生たちは卒業後も自宅待機やアルバイト生活などを余儀なくされている状況とのことです。彼らがこの学校で得た経験を土台に、日本での技術習得に専念できる日が早く来ることを願っています。