経営相談
掲載日:2023年1月16日
経営総合相談窓口の現場から~「フードデリバリー」
寒い日が続く中、外に食材を買いに行くのも気合が必要ですね。
そんな時、頼もしいのが「フードデリバリー」ではないでしょうか。利用者にとっては、寒い外に出なくても食べたい物を届けてくれる便利なシステムであり、コロナ過の中ですっかり定着した感があります。
一方で、寒い中食べ物を届けてくれる配達員の人達は、フードデリバリー会社やその代理店と業務委託契約をしている個人事業主の方です。こうした個人事業主の方から、契約上のご相談が寄せられます。
ご相談内容は、「報酬金額が事前説明も無く変えられた」「理由もなく突然配達リクエストを受け付けるアプリへの接続ができなくなり(アカウントの停止)、理由を求めても明確に説明してもらえなかった」「報酬を支払ってもらえない」等です。
本来、業務委託契約では発注元と委託先は同等の立場ですが、仕事をもらっていることから、委託先が弱い立場になってしまうのが現状です。特にフリーランス、個人事業主の方は立場が弱く、トラブルに遭う可能性が高いと思われます。
万が一、フリーランス、個人事業主の方がトラブルに遭われ、法的に解決を望まれる場合は、厚生労働省が東京第二弁護士会に委託している「フリーランス・トラブル110番」(0120-532-110)に相談してみてはどうでしようか。なお、相談料は無料となっています。