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掲載日:2022年5月25日

カーボンニュートラル、取り組みの第一歩は?

4月に「カーボンニュートラルに取り組むメリットは?」(※)のブログをアップしましたが、今回はそれではまず何から取り組んでいけばよいのか? について考えていきます。
※ https://www.kipc.or.jp/blog/kikaku-r4-1/

「カーボンニュートラル(CN)」とは何かという言葉の定義

その前に改めて「カーボンニュートラル(CN)」とは何かという言葉の定義からです。CNとは、「温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること」です。もう少しかみ砕くと、人間の活動により生じる温室効果ガスの排出量から植林などによる吸収量を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることとなります。

なお、温室効果ガスのうち最も地球温暖化に及ぼす影響が大きいのが二酸化炭素(CO2)で、総排出量の約3/4を占めるとされています。つまり、CNを達成するには人間が活動することで生じるCO2をいかに削減できるかが1つのキーとなってくるといえます。

取り組みの第一歩をどうするか? 

さて、ここまでは大多数の方がおよそ理解できていることと思います。そこで次の取り組みの第一歩をどうするか? が悩みどころになってきます。ただ、CO2削減といっても生きていく上でCO2は必ず発生し、やみくもに削減することはできません。どれくらい削減するかを考える前に、知っておきたいのがどれくらい排出しているのか、まず現状を知ることが大事といえます。

自社のCO2排出量を把握する

自社のCO2排出量を把握する、見える化する。これがCN取り組みの第一歩になります。CO2排出量の把握・見える化により、無駄なエネルギーが使われているところや削減対策とその優先順位などの判断も可能になるはずです。排出量の把握については月々の電気やガス、ガソリン等の使用料(量)を入力するだけで、CO2排出量が算定できる簡易なもののほか、専門家による省エネルギー診断という方法もあります。

県は補助制度も設けています

ここでは、日本商工会議所のCO2チェックシートと神奈川県の省エネルギー診断(無料)を紹介しておきます。また、県では省エネルギー診断で提案された設備導入等に対する補助制度も設けています。皆さまもぜひCNに向けて取り組みを進めてみてください。

・日本商工会議所 CO2チェックシート
 https://eco.jcci.or.jp/checksheet
・神奈川県 省エネルギー診断(無料)
 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ap4/cnt/f7226/syoueneshindan.html
・神奈川県 令和4年度中小規模事業者等省エネルギー設備導入支援補助金
 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ap4/cnt/f7226/shouenesetubihojokin.html

(URL参照日:2022年5月23日)

なお、KIP情報誌「中小企業サポートかながわ」5月号では、CO2排出ゼロに取り組む製造業の事例を紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
・「中小企業サポートかながわ」5月号
 https://www.kipc.or.jp/support-kanagawa/2022/253-202205/

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