1. トップ
  2. スタッフブログ
  3. ~社会課題をビジネスで解決④~水産加工業者の新規マーケット開拓およびDX支援事業

スタッフブログ

ベンチャー
掲載日:2022年8月23日

~社会課題をビジネスで解決④~水産加工業者の新規マーケット開拓およびDX支援事業

  ビジネスを通じて社会課題と向き合い、解決に向けて活動をする企業が当センターの支援先でも増えています。全4回にわたり、そのような企業の取り組みを紹介していく「社会課題をビジネスで解決」特集の第4回は、当インキュベート施設に入居している株式会社JapanPelagic(ジャパンペラジック)の「水産加工業者の新規マーケット開拓およびDX支援」の取り組みにスポットを当てたいと思います。 

【社会的背景】

・水産物の国内消費減退

  魚と肉の1人当たりの年間消費量推移(水産白書)によると、1人当たり年間魚介消費量は過去最低の23.4キロとなっており、近年、魚離れが加速しています。

・漁業従事者の高齢化と人手不足

  水産庁のデータによると、漁業従事者は1988年からの30年間で61%減少し2018年には151,701人となっています。また漁業従事者は右図によると、全体  的に50代以上の高齢層が多いと分かります。一般企業だったら定年退職しているケースも多い60代・70代が特に多い傾向です。

 

 国内市場が縮小傾向であるため、それぞれの水産関係者は、海外マーケット開拓が喫緊の課題となっていますが、人材不足などの影響から積極的に取り組めていません。また高齢化も進んでおり、他業界と比べるとDX化も遅れています。

 

【創業の動機】

代表の山本さんは、大学卒業後10年に渡り水産物卸売会社で水産加工物を国内外に販売する仕事に携わってきました。その後、カカクコムに転職。浜の人達との関わりの中で、国内需要減退に危機感を覚えるとともに自身のキャリアを活かして多くの生産者に、より効率的に貿易事業やDXを支援できるのではないかと考え創業を決意しました。

 

【提供価値】

①海外向け輸出販売

 国内の水産加工会社の海外マーケット開拓支援を通じて国内水産業の維持発展と、海外の食料供給に貢献します。現在、国内では流通していない規格外のイワシやサバなどの大衆魚を、東南アジア市場に輸出しています。

 

②水産加工会社のDX支援

 地方で水揚げされた水産物は、その多くが地元の業者が加工し、卸売市場を通して消費者に販売されていますが、今般のコロナ等の影響で販売・消費が低迷しています。一部では水産加工物のネット販売が進んでいますが、魅力が伝わらない、水産加工業者側に抵抗感がある、などを理由にビジネスとして確立されていませんでした。そこでカカクコムで培った調査力とWebマーケティング力で商品のリブランディングしECモールを通じて全世界に販売する支援を行っています。

 

株式会社JapanPelagicの山本代表にコンタクトを取られたい方は、下記の連絡先までお願いします! 

 

代表:山本淳平 Mailjum_yamamoto@jpelagic.com

情報をシェア
  1. 前の記事
  2. 一覧へ戻る
  3. 次の記事