海外進出
掲載日:2022年12月 2日
大連便り(71)大連市で再拡大するコロナ感染と変わりゆく防疫体制

大連市では、11月22日に新型コロナウイルスの無症状感染者が確認されて以降、感染者数が日々増加し、11月30日には感染症例136名(確定5例、無症状131例)が確認されています。11月中旬に入り、中国への入境時の隔離期間の短縮(ホテル7日+自宅3日 → ホテル5日+自宅3日)や、市全域での週2回の強制PCR検査の終了、大連市外から市内に入った際の一定期間の活動自粛が撤廃されるなど、防疫措置が緩和されましたが、その後の感染者数の増加により、週2回の強制PCR検査が再開されるなど、逆戻りとなってしまいました。12月上旬に県内企業3社とともに出展を予定していた「2022大連輸出入商品交易会」も開催延期となってしまいました。
しかし、今年9月に市内で感染が広がった際に行われた市内全体の封鎖管理(ロックダウン)の状況と比較すると、今回は感染者が発生した建物のみを高リスク地域と指定して封鎖する、といった局所的な対応にとどまっています。大型イベントの開催は見送られるものの、鉄道やバスは原則通常運行、飲食店やスーパー・デパートだけでなく、映画館や娯楽施設なども通常営業したままで、市民生活に大きな影響は出ていません。感染を強力に抑え込むのであればロックダウンが最も有効ですが、行動制限によるストレスが限界まで来ている市民と、ゼロコロナ政策とのバランスで、大連市政府も苦慮しているものと推察されます。
先の見えない中国のコロナ状況ですが、引き続き大連からの情報発信に努めたいと思います。
2022年12月1日(木)筆
写真上:街頭でPCR検査に並ぶ列 (昨日の大連は冬が降り、日中の気温も-3度という過酷な環境下で、約40分間列に並びました。PCR検査を終える頃には体が冷え切ってしましました。)