【大連便り(57)】一時帰国(日本出国・中国入国編)

6月24日に一時帰国を終え、成田-大連便で大連に戻りました。今回は、日本出国と中国入国の手続きを紹介します。
中国入国時の政策は、以下のとおりでした。
搭乗までに下記の(1)〜(4)を行う必要があります。
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日本から中国へ渡航する際のPCR検査について、
(1)搭乗予定日2日前の1回目PCR検査
(2)出発時刻24時間以内の2回目PCR検査
(3)出発時刻12時間以内の迅速抗原検査 ※7月1日から不要となりました。
(4)「健康コードの申請」
<駐日中国大使館発表>
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1. PCR検査及び迅速抗原検査、健康コードの申請について
(1)1回目PCR検査(搭乗予定日2日前)
6月24日の便に搭乗するため、6月22日に1回目のPCR検査を受診しました。1回目のPCR検査は指定検査機関での受診が必要となります。
(中国駐日本国大使館管轄地域の指定検査機関は6月24日現在で65か所)
(2)2回目PCR検査(出発時刻24時間以内)
6月23日午前中に2回目のPCR検査を受診しました。2回目のPCR検査は特別指定検査機関での受診が必要となります。
(中国駐日本大使館管轄地域の特別指定検査機関は6月24日現在で12か所)
※2回目のPCR検査は、1回目の指定機関と異なる検査機関で受診する必要があります。
(3)迅速抗原検査(出発時刻12時間以内)※7月1日より不要
6月23日午後に迅速抗原検査を受診しました。迅速抗体検査は指定検査機関での受診が必要となります。2回目のPCR検査を受診した指定機関で受診しました。
本来は出発の12時間以内に迅速抗原検査を受診しなければなりませんが、出発時刻が13:00以前の航空便の場合は、搭乗前日の13:00以降の検査が認められています。(成田発大連便は出発時間が8:40の為、搭乗前日13:00以降の検査でOKでした。)
その後、6月23日夕方に2回目PCR検査証明書及び迅速抗原検査証明書を受取ました。

(4)健康コード申請
「防疫健康コード国際版」から、健康コードの申請(パソコン・携帯電話可)を行います。名前、生年月日等の入力の他、下記書類のアップロードが必要となります。
- ワクチン接種証明
- 中国の居留証明
- 航空券予約証明
- パスポート(顔写真の部分)
- 日本の居留証明(運転免許証、健康保険証等)
- 1回目、2回目のPCR検査証明書
※上記の書類については、事前に携帯電話でスクリーンショットを撮っておくのが便利です。


健康コードを申請すると、中国駐日本国大使館による審査が行われます。健康コードの申請期限は出発時間が6:00-12:00の場合、搭乗日前日の18:00までとなっており、2回目のPCR検査証明書、迅速抗体検査の受領から健康コード申請の期限まで時間があまりありませんので、検査証明書受領後、速やかに健康コードを申請する必要があります。


※健康コードのQRコードが緑色(審査完了)になれば、当日搭乗することが出来ます。
2.健康電子申告について
中国当局の指示により、大連空港での入国(おそらく他の空港も同様です)の際、健康電子申告画面の提示が求められています。この画面はスクリーンショットを撮っておく方が便利です。健康電子申告は、到着予定時刻の24時間前から入力が可能です。


3.搭乗当日、日本出国について
2時間以上前に成田空港に到着しましたが、JALのチェックインカウンターには既に長い列が出来ていました。顔認証機能付きの自動チェックイン機で手続きを済ませた後、JALの係員による健康コード申請結果と迅速抗原検査証明書(原本)のチェックがあり、その後は通常の出国審査を経て、機内に搭乗しました。




大連行きの機内は空席(肌感覚で満席時の約1~2割の乗客)が目立っていました。単純な空席ではなく、搭乗率等の制限がかけられているのではないかと思います。出発時に客室乗務員から大連空港入場者情報登録システム(後述)のQRコードが記載された用紙が手渡されました。
機内食の提供はなく、飴とミネラルウォーターのみ提供されました。
着陸後、機内アナウンスで待機するよう指示がありました。
その後、しばらくして機内に検疫官が乗り込み、乗客の名前を一人一人確認後、乗客それぞれに数字の書かれた番号札が渡され、番号札を首から下げ、機内を降りるよう指示がありました。番号札には予めアルファベットで名前が入力されていました。
4.中国入国について
機内から降り、先に降機した乗客の流れについていくと、空港2階フロアの一角で、待機するよう空港係員から指示がありました。乗客は順番に係員の待つカウンターに誘導されます。
この待機時間中に、機内で配られた大連空港入場者情報登録システムをQRコードから入力します。
システムの入力後、係員の待つカウンターでパスポート、健康電子申告の確認が行われました。係員の確認が終わると空港1Fフロアに移動し、PCR検査(鼻と喉)が行われます。ここで首から下げていた番号札は回収されます。
PCR検査を終えた後、入国審査を通過し預け入れ荷物を受取り・税関申告を通過すると、空港出口付近の指定された待機レーンで隔離ホテル行きのバスを待ちました。ここでは係員に国籍の申告と大連入場者空港情報システムの完了画面を提示しました。隔離ホテル行きのバスを待つレーンは2種類(中国人専用と外国人専用)。バスが到着し、乗車しました。渡井の乗ったバスの乗客はおそらく全員日本人で、20名が乗車していました。20分ほど乗車したのち、政府指定の隔離ホテルに到着しました。
これから隔離ホテルでの生活が始まります。





