「SDGs」17の目標について Part7
「SDGs」17の目標について Part7
神奈川産業振興センターでは、SDGsの取組みの中で、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた一人ひとりのライフスタイルの脱炭素型への転換を推進するとともに、働きやすい職場づくりの一環として、「通年での職員の軽装化(気候や職場環境など職員自ら快適で働きやすい服装を選択)」を2023年7月26日より実施中。
(当財団は<かながわSDGsパートナー>です)
今回の「SDGs」17の目標のご紹介Part7では、「13 気候変動に具体的な対策を」「14 海の豊かさを守ろう」について簡単に見ていきたいと思います。
(月1回程度、「SDGs」の17の目標をいくつかご紹介します。)
13 気候変動に具体的な対策を~気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる~
昔と比べて、猛暑や局地的な豪雨を経験することが多くなり、私たちの暮らしと切り離せないのが気候変動です。地球温暖化と気候変動の大きな原因は温室効果ガス排出によるものですが、これは企業だけにとっての話だけではなく、何を食べるか、捨てるか、移動手段は何か、電気をどれだけ使うか…私たち一人一人のライフスタイルとも関係してきます。
2020年以降の地球温暖化対策の国際的な枠組みとして、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して1.5℃に抑える努力目標が2015年にパリ協定で定められました。これは温室効果ガス排出をゼロにする「脱炭素化社会」を目指したものです。
KIPではこの脱炭素化やカーボンニュートラルの取り組み関する相談窓口を開設しています。お気軽にご相談ください。
脱炭素化やカーボンニュートラルの取り組み関する相談窓口
https://www.kipc.or.jp/CNsupport/
14 海の豊かさを守ろう~持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する~
プラスチックによる海洋汚染は海の生きものだけでなく、それらを食べる私たち人間にも悪影響を及ぼします。日本人1人あたりの1年間の魚の消費量は44.9kgと世界有数の魚の消費国であり、遠い国で起きている問題ではありません。
2018年に鎌倉市由比ガ浜でシロナガスクジラの赤ちゃんが打ち上げられ、胃の中からプラスチックごみが発見されたことを契機に、神奈川県では「かながわプラごみゼロ宣言」という深刻化する海洋汚染、特にマイクロプラスチック問題に取り組んでいます。
KIPもこの「かながわプラごみゼロ宣言」に賛同しプラごみ分別回収に取り組んでいます。
プラスチックごみの問題を解決するために必要なことは、いわゆる3R<リデュース(Reduce)=出すごみの総量を減らすこと・リユース(Reuse)=再利用すること・リサイクル(Recycle)=再生産に回すこと>です。マイボトルを持参するというちょっとした取り組みも、豊かな海を守ることに繋がるのではないでしょうか。
神奈川で暮らす、働くを持続可能に。「SDGs」17の目標の達成のため、一緒に取り組んでみませんか!
参考資料:世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本、国際連合広報センター「気候変動の原因」、WWFジャパン「パリ協定とは?脱炭素社会へ向けた世界の取り組み」、「海洋プラスチック問題について」、神奈川県「かながわプラごみゼロ宣言」