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スタッフブログ

サポかな
掲載日:2022年9月 1日

「サポかな」取材名言~(株)ミートエポック 跡部社長のアピール術

株式会社ミートエポック(川崎市)の跡部社長は、飲食店業界をずっと歩んできた。板前を10年、フードコンサルタントを経て、渋谷駅前に餃子バルを出店し独立。東京港区を中心に熟成肉専門店7店を経営する傍ら、全くの門外漢から微生物学者と2年に渡る共同研究の末に食品保存布「エイジングシート」を開発した。
この製品、飲食業のみならずメディアの注目を集めるのも早かった
相手が求めていることに応えるまで」と言ってのける跡部社長の、アピール術が窺い知れる言葉をご紹介します。
    (取材日8月1日)―「サポかな」9月号【原寸図鑑】ぜひご覧ください。

「この人が欲しい言葉はこれだろうな、と」

数多の媒体に取り上げられたのは、エイジングシートの革新性、将来性もさることながら、メディアを相手にした時の跡部社長の嗅覚が優れていることも一因だろう。「目の前の記者やプロデューサーがどういう面白いものを作ろうとしているか」を感じ、アイキャッチとなる言葉を発信してきた。
「菌の力で食材を守る」
「熟成肉が作れる魔法の布です」
「いつもの食材が高級食材へと変化します」
「発酵技術が世界の食を救う」
…。
PR会社は使わず、無料でのメディア戦略のみ。インスタでは「~やってみた」をシリーズ化し、芝エビやあん肝、寒鰤など様々な食材をエイジングシートで熟成させている。またコラボライブでは、エイジングケアで名を馳せる“美の伝道師”や、子ども向けスポーツアカデミーの主催者とトークバトルを披露するなど、跡部社長はアイデアも人脈も尽きないようだ。

7日間エイジングシートを巻いて保存した食材

「今あなたが困っていることを、“欲求に変えて”、応える」

コロナ禍が飲食業界を直撃したとき、跡部社長が取った行動は、マーケティングセミナーを受講すること。「目の前の相手を喜ばせることは簡単です。しかし、見えない相手をどう振り向かせるかは、全くの素人でしたから」。新規開拓のためSNSと併せてリスティング広告に注力する。
困っていると意識していない人たちに、もっといい方法があることを知らせ、欲しいと思わせる。
試しにインターネットで「エイジングシート」と検索してほしい。ランディングページは客観的な情報が随所に散りばめられ、問い合わせやサンプル請求が簡単だ。このページからの問い合わせは月に100件以上。見込み顧客データを1件獲得するのにかかる費用は2,000円程度で(一般的には10,000円程度といわれている)、約2割が成約に結びついている。自社では営業スタッフを増員し、それ以外の業務は協力会社にとことんアウトソーシングしている。
「コロナを機に、営業相手は個から見えない相手に変わりました。でも今が完成形とは全く思っていない。自分が飽きないように、もっと変わっていきたいですね」


(取材後記) 
 跡部社長が30代半ばで渋谷駅近くに開いた13坪の餃子バルは、開店から1年間、黒字になった月はなく、そして迎えた東日本大震災。「借金が多少増えても、この店で働いてくれるスタッフたちと今を楽しく店をやろう!」と開き直り、スタッフやお客さまと「徹底的に遊んだ」ところ、行けば楽しいことがある店として口コミで広がり、3カ月後には店前に50名もの行列ができる繁盛店になっていたそう。
 この話にはまだ続きあり。
行列が他店や通行の邪魔になると注意に来た警察官たちも、すっかり常連客になったという。
 なんというか…跡部社長はいわゆる「人たらし」なのだろうけれど、
「人が喜ぶことをする」—これをやり続けることが常人にはできないのです!!

株式会社 ミートエポック 

(ランディングページ)
https://www.meatepoch.com/aginsheetslp-google?gclid=Cj0KCQjw9ZGYBhCEARIsAEUXITV2QZxbe4oiPzoM4_6NUVOJdOdlmzqc6rjBK4b4GiI70t82bNt7WakaArX-EALw_wcB

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