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ベンチャー
掲載日:2022年8月 2日

~社会課題をビジネスで解決②~「ピコナノバブル」発生装置で無限の可能性

  ビジネスを通じて社会課題と向き合い、解決に向けて活動をする企業が当センターの 支援先でも増えています。全4回にわたり、そのような企業の取り組みを紹介していく「社会課題をビジネスで 解決」特集の第2回は、かながわビジネスオー ディション2022のファイナリストである株式会社リスニの「自然の原理で水質改善を 実現するピコナノバブル発生装」 開発による取り組みです。                              

 ㈱リスニ小笠原社長                                                       

■始まりは駅トイレの尿石臭対策

株式会社リスニは臭気判定士と建築士の資格を有するメンバーで構成され、建築物内の臭いを消すノウハウと関連製品を開発する技術力が強みの企業です。ある時、JR東日本から駅トイレの尿石臭対策について改善相談が持ち込まれ、空気送入不要の小型ナノバブル水発生ノズルを開発、「尿石は塩ビから絶対外れない」という常識を覆すことに成功しました。その後、実際に複数の駅トイレでこの製品が導入されています。当社はさらにこの技術を応用して、農業、養殖業や池の浄化などにも活用できる大型化したナノバブル水発生装置の開発を進め、数々の現場検証を重ねて製品化しています。現在、養殖場、農家、食品関連事業者、大学、各種団体・企業等を中心に販売や問い合わせの対応で全国各地へ飛び回っています。                                                                                                                                        

■特徴は空気送入なしでピコナノバブルが発生できること

当製品の最大の特徴はノズルを通過するだけで1桁ナノサイズの泡およびピコレベル気泡核を含む水を毎分6Lから120L連続発生できることです。水中の溶存酸素使用しており、空気送入なしでOKなのです。従来大きな泡を粉砕するなどして発生させていたマイクロバブルをノズル通過するけでより小さな泡(ピコナノバブル)を発生させる技術を実現できたことによって、水中の酸素供給が目的の用途では従来負担となっていた電気代などの大幅な経費削減につながるほか、汚泥も減少し処理費用の削減に加え環境改善に貢献することができます。また、装置のコンパクト化によって従来製品より低価格化も実現しています。

                   当社の3ステップノズル

■展示会等を活用しマーケティング活動を展開

現在、直販のほか、複数の販売代理店、提携企業を介して販売していますが、認知度 向上の取り組みとして、今年度は複数の展示会への出展を計画中です(2022洗浄総合展、テクニカルショウヨコハマ2023)。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ実物を展示会でご覧 ください。当製品の販売はスタートしたばかりですが、無限の可能性をもつ当社の「ピコナノバブル発生装置」の今後が楽しみです。

 

                                                                                                                                                                              

 

 

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