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    人の判断が必要な農作業をテクノロジーでサポートするinaho(株) 菱木豊 代表取締役CEO

スタッフブログ

サポかな
掲載日:2020年7月16日

情報誌「サポかな」取材こぼれ話
人の判断が必要な農作業をテクノロジーでサポートするinaho(株) 菱木豊 代表取締役CEO

アスパラガスの自動収穫ロボットを開発し、貸し出す事業をスタートさせたinaho(株)

年間8‐9カ月は収穫作業に追われるアスパラ農家の、☆人手不足解消 ☆生産性向上 ☆肉体的負担の軽減
に貢献する超新星だ。共同代表の菱木氏は農業もロボットも門外漢だったが、北海道から九州までアスパラ農家を訪ね歩いた末に、未来の農業が求めるロボットの青写真を描いた。行脚中、菱木氏の預金残高は底をつき「極貧だった」そうだが、それから2年。青写真に賛同するベンチャーキャピタルから多額の資金を集めている。
菱木共同代表の示唆に富んだ名言、お楽しみください。

 

アスパラガスの自動収穫ロボット(全長91cm、幅40cm、高さ1m)

5年後、10年後の社会がテクノロジーによってどう変化しているかをベースに考えている。

資金調達に当たっては「将来、ロボットが当たり前になる世界を一緒に見に行きましょう」、そう説得します

農作業の中で、収穫に関してはIT化が進んでいなかった。

とりわけ、収穫のタイミングが一律でないアスパラやトマト、ナス、ピーマン、キュウリ、イチゴといった[選択収穫野菜]は、画像認識の精度が求められ、自動化がとても難しい領域

“何をやるか”を1年かけて突き詰めた。

確信が持てたら、実現に向けてのアプローチ手段はいくつも浮かんだ

ロボットも農業も、専門家はたくさんいる。なのにアスパラガスの収穫を今、実現しているのはベンチャーのinahoだけ。

その理由について「大企業にいる人たちは、次にどんな事業をするかという時、アスパラの収穫から始めないのではないか」

僕は何かの専門家ではない。以前はそのことがコンプレックスだった。しかし、アイデアというのは所詮、組み合わせ。

組み合わせの素材をたくさん持ってやろう!そう思ってたくさんの人に会ってきた

創業当時の自分に言葉を掛けるとしたら、「頭で考えすぎないように」かな。

過学習すると、前に進めないから

菱木共同代表は、1983年鎌倉市生まれ。調理師専門学校卒業後、不動産投資コンサルタント会社で4年間勤めた後は、震災復興ボランティア、野外フェスの主催やテクノロジーの勉強会に携わるなど、自由に軽やかに世の中を渡ってきた。未知な世界に対する把握力がズバ抜けた37歳。「サポかな」9月号にご登場いただきます!

かながわビジネスオーディション2020 神奈川県知事賞受賞企業
inaho(株)

[主要事業]RaaSモデルによる自動野菜収穫ロボットを中心とした生産者向けサービスの提供
https://inaho.co/

かながわビジネスオーディション2020

https://www.kipc.or.jp/kba2020/

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