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スタッフブログ

サポかな
掲載日:2021年2月17日

「サポかな」取材名言~栄和産業 伊藤正貴氏「先に大人になった者の責任」コロナ離職の若者18人雇用(2)

昔の職人はいい歳こいて「ただの人見知り」が多かった。でもそんなのもう嫌だと思った。

20数年前、溶接職人は「腕さえよければ人格は問わない、といった扱い」。伊藤氏が午前の10時休憩に職人の家まで起こしに行く、後進を指導するどころか技術を真似られるのを嫌がる、コミュニケーションを取らない、仕事の誘いがあればあっさりと他に移っていく、など苦労したそうだ。伊藤氏は考え抜き、人事評価の3原則を打ち立てた。これに反発した職人たちは辞めていったが「あとに残された者は、彼らが辞める日までは不安を持つんです。でも自分たちでやるとなった日から、逆にボトルネックが外れて伸びていくことが多い」

声を掛け合うことの多い工場内

人事評価の三本柱は①礼節②自己管理(安定性)③技術力の向上(向上心を持つ)。これらは、社会に出た若者を我々が尽力して育成するより、10歳くらいまでの家庭教育で育んだほうが、世の中にとって効率的だと思うようになりました。

この20年、若い社員たちを育ててきた伊藤氏は、伸びる、伸び悩む、最初から諦める、などのケースを数多く見てきた。そして、近隣の小学校から、中学、高校、県内8つの養護学校と連携し、頑張ることのできる若者が一人でも多く育つよう提言を行っている。

(明日のスタッフブログに続く。次回、最終話)

株式会社 栄和産業

http://www.eiwa-sangyou.co.jp/

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