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掲載日:2022年10月24日
【大連便り(65)】 太平湾合作創新区の視察会に参加!
10月13日、大連市商務局主催の太平湾合作創新区(所在地:大連市(瓦房店市))の視察会に参加しました。太平湾合作創新区は官民が共同出資する招商局太平湾開発投資有限公司(出資:招商局集団(中国国有企業)、遼寧省政府、大連市政府)が開発を行う産業プロジェクトです。
同区は大連市内中心部から北に約100㎞、遼寧省都の瀋陽から約240㎞の沿岸部にあり、全体の面積は260㎢、船舶およびハイエンド機器の工業団地や新エネルギー産業園、デジタル産業園、日韓工業団地が設置される計画となっています。現時点では、どのエリアもまったくの更地で、展示センターと港に設置された大型クレーンがあるのみですが、今後は道路網と高速鉄道駅の整備がされ、2050年には国際競争力を兼ね備えた創新区となる見込みとのことです。今はまだ想像できませんが、40年前ほぼ何もなかった大連市の開発区が発展したのと同じように、同区も将来は産業が集積し、日系企業が進出しているかもしれません。中国のスケールの大きい都市開発計画、先を見据える視点は驚くばかりです。
コロナで日中の渡航は難しい状況が続いていますが、大連市側の日本との経済交流・協力の意欲は引き続き高いと感じています。中国、大連への投資・ビジネス環境についてご興味がある方は、ぜひ当事務所までお問合せください。
(太平湾合作創新区港エリアでの新区概況説明の様子)
(展示センター:計画予定の新区概況の様子)
(太平湾合作創新区の完成予想)