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掲載日:2022年8月15日

【大連便り(61)】万衆雲倉越境EC産業園を視察しました

 8月10日、万衆雲倉越境EC産業園プロジェクトを視察しました。同プロジェクトは大連市の中国(遼寧)自由貿易試験区(保税区エリア)で、現地企業の万衆雲倉グループが進めている越境ECプラットフォーム(保税倉庫、保税商品展示、通関システム、電子商業モール、物流等の総合サービス)です。

 同プロジェクトの施設は2期に分かれて計画されており、第1期の保税倉庫(建築面積:約2,300㎡)は2019年5月から稼働しています。そして現在、第2期となる保税倉庫及び越境商品展示センターが、今年9月の開業に向けて、準備が進められています。保税倉庫と展示センターの総建築面積は5万平方メートル超で、完成すると東北部で最大規模の越境ECプラットフォームになるとのことです。視察した時点で既に建屋は完成しており、展示センターの中では商品を展示するための棚の設置が行われていました。

 展示センターは一般客向けに開放され、来場者は展示されている越境商品を実際に手にとって見ることができ、購入を希望する場合は同社のECモールサイトから注文することで、その場で商品を受取ることができる仕組みとなっているそうです。

 保税区エリアは製造業の工場や物流施設が集積していると同時に、多くの人が居住するエリアでもあります。同プロジェクトの第2期の完成・開業により、この施設が地域のランドマークになるかどうか、注目されています。

越境商品展示センターの外観
越境商品展示センターの内部の様子
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