知るあしがら環境保全株式会社

あしがらのリサイクル事業者が挑む!カーボンニュートラルへの第一歩

※写真(左)加藤専務取締役、(中央)カーボンニュートラル推進室 秋山氏、(右)カーボンニュートラル推進室 古谷氏

【事業者情報】

カーボンニュートラルについて、知ろうと思ったきっかけはなんでしょうか。

(専務)取引先の一つである南足柄市によるゼロカーボンシティ宣言※がきっかけとなりました。リサイクル事業を行っている当社としてもカーボンニュートラルに積極的に取り組むべきと考えるようになりました。
※南足柄市ゼロカーボンシティ宣言

カーボンニュートラルについて知ろうと思った時、何から取り組み始めましたでしょうか。

(専務)リサイクル事業を行っていることから元より興味があり、調べておりました。さらに、南足柄市から情報を得たり、自らカーボンニュートラル関連のイベントに出席をしたりして情報を得るようにしていきました。次に、週1回行っている社内会議にて、従業員にカーボンニュートラルという意味を理解してもらうことに着手しました。

(秋山氏・古谷氏)初めに専務から説明を聞くまでは、カーボンニュートラルの意味を正しく理解していませんでした。漠然と大企業が取り組むものだと思っていました。

どのような体制でカーボンニュートラルへ取り組んでおりますでしょうか。

(専務)現場・営業・事務4名からなるカーボンニュートラル推進チームを立ち上げました。営業・事務が補助金申請周りを担当しており、現場は社内との情報共有の役割を担ってもらっています。
チームメンバーのカーボンニュートラル推進に係る業務負担を考慮し、チームの集まりは昼時や夕方に行い、日程も早めに伝えるようにしています。

(KIPコメント)カーボンニュートラルへの取り組みによって年間20~30百万円の経費削減をすることは実質それ以上の利益相当になるかと思います。普段、直接利益を生む業務が少ない事務の方にとっては、特にモチベーション向上にもつながりそうですね。

現在感じている、カーボンニュートラルに取り組みを始めたことによるメリットはありますでしょうか。

(専務)同業でカーボンニュートラルに取り組んでいる企業がまだ少ないため、先行者利益が期待できます。カーボンニュートラル推進チームのメンバーは名刺にチーム名を記載していることもあり、大企業や自治体から注目されることがあります。

これから取り組んでいきたいと考えていることはありますでしょうか。

(専務)直近として、すべての補助金が採択されれば各事業の施工が始まります。主要事業との工事の調整などしながら実行していきたいです。その先としては、当社のCO2排出量を会社全体と設備毎とで把握し、運用レベルを超えた取り組みを進めたいと考えています。また、カーボンニュートラル推進チームのメンバーには知見を蓄えてもらい、将来的には自社の事業と絡めた取り組みを進めてほしいです。

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