取組事例

今回カーボンニュートラルについて取り組もうと思ったきっかけは何でしょうか。

主な事業内容がモップのリユースであり、創業当初から本業自体で環境に貢献できる事業を行ってきました。また、当社での日々の取り組みとしては、モップの回収・配達を行うセールス車を50台保有しているため、燃料消費が少なくなるように定期的にルートの見直しなどを行っています。世の中のカーボンニュートラルの機運が高まってきていることや、太陽光パネルの性能も高くなってきていること、カーボンニュートラルに使える補助金が充実してきたこともあり、当社でも取り組むことに踏み切りました。

カーボンニュートラルに取り組むにあたって、どのようなことから始めたのでしょうか。

省エネ診断の受診とかながわ脱炭素チャレンジ中小企業認証制度の取得、太陽光発電と蓄電池の導入と照明のLED化に向けて、５月頃から準備を始めました。環境経営推進室の島田が補助金関係のことに明るいので、比較的スムーズに進んだかなと思います。

取り組むにあたって、難しかったこと（困ったこと）は何ですか。

『かながわ脱炭素チャレンジ中小企業認証制度』に必要な『脱炭素化に向けた削減計画』の作成が、何の支援も受けず、自力で進めるには難しく感じました。

KIPの支援を受けていかがでしたか。

やはり削減計画の作成に関するアドバイスが非常にありがたかったです。最初は、計画書の見た目が難しそうで面食らってしまい、何を記入すれば良いのか分かりませんでしたが、実際にアドバイザーから説明を受けてみると思ったほど難しく無く、何度かのメールや電話のやり取りでなんとか完成させることが出来ました。

カーボンニュートラルについてこれから取り組みたいことはありますか。

一連のカーボンニュートラルに関する取り組みの成果が出たら、今度はダスキングループ内の他の事業者に対して当社の取組を共有していきたいです。 

カーボンニュートラルへの具体的な取り組みによって、何かメリットはありましたか。

もともと創業当初から、環境への取組は行っていたので従業員にもＳＤＧｓや環境への配慮等の意識はあったと思います。ただ今回、設備の入れ替えや『脱炭素化に向けた削減計画』を策定し、カーボンニュートラルの具体的な行動を示したことで、より一層従業員の環境への意識が強くなったように感じます。こまめな消灯等、従業員の自発的なカーボンニュートラルへの取組に期待します。また、太陽光発電による電気代の削減はもちろん、セールス車のEV化も順次行う計画であり、太陽光発電の電力や蓄電池に貯めた電力で充電することで、燃料代の削減もできると考えています。