設備投資
掲載日:2025年12月 3日
KIP設備貸与で実現するコスト削減と効率化|中小企業の設備投資を後押し
設備投資が今、重要な理由
労働力不足や原価上昇、DX化の波により、多くの中小企業で設備投資の重要性が高まっています。しかし、初期投資や資金調達のハードルがあり、導入が進まないケースも少なくありません。そこで活用したいのが、神奈川産業振興センター(KIP)の「小規模企業者等設備貸与制度」です。本記事では、経営者の皆さまが意思決定しやすいよう、ポイントを絞って解説します。
KIP設備貸与制度の概要
KIPの制度は、神奈川県内の小規模事業者を対象に、設備の割賦販売やリースでの導入を支援する制度です。対象設備や期間、利率などは状況ごとに異なるため、導入前に公式ページで最新情報を確認してください。
主なメリット
- 初期費用を平準化:賦払・リースで分割できるため、キャッシュフローへの負担を抑えられます。
- 低金利・優遇措置:公的支援の枠組みで低金利が適用される場合があります。
- 導入相談サポート:導入前後の相談やフォローを受けられるため、経営改善や運用面のアドバイスが得られます。
対象設備・利用条件(チェックリスト)
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 事業所所在地 | 神奈川県内(設置場所が県内であること) |
| 設備種類 | 新品設備のみ(中古は対象外) |
| 設備価格目安 | 100万円~1億円 |
| 賦払・リース期間 | 3年~10年(法定耐用年数を超えない範囲) |
| 従業員規模 | 常時使用従業員50人以下(業種別の扱い・要件あり) |
申込みから導入までの流れ
- 事前相談:導入目的(省力化・省人化・品質向上など)を整理し、KIPへ相談予約
- 必要書類の準備:申込書、直近3ヶ年分決算書、カタログ、見積書など
- 申込書提出:所定窓口へ提出
- 審査・決定:審査会を経て決定
- 設備発注・導入:導入・立会い等実施
- 支払開始:賦払またはリース支払がスタート
導入事例
製造業A社(従業員20名)は、機械加工の自動化目的で新規NC工作機械を導入。初期投資を賦払により分割し、キャッシュフローを安定化させつつ生産性を向上。導入後6ヶ月で稼働率が向上、人件費比率も改善しました。
まとめと次の一手
KIPの設備貸与制度は、資金繰りの面から設備導入を後押しする有力な選択肢です。制度の適用条件や書類要件は変わる場合がありますので、導入前に必ずKIP公式ページや担当窓口で最新情報を確認し、可能であれば事前相談を行ってください。
制度詳細・お申込み先
ご利用企業については、スタッフブログでも紹介しています。ぜひ参考にしてください。