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スタッフブログ

サポかな
掲載日:2020年12月18日

「サポかな」取材名言~シズル感たっぷりのチョークアートで売上増に貢献!チョークアーティスト 金城まみ氏

忙しい&絵心がないとあきらめている初心者でも金城氏(左)のメソッドで看板ができあがる。描き方講座を体験した、KIPの千葉(右)と

ただの絵画教室ではない。見事な看板をたった3時間で描けるまでに指導する力量はもちろん(というのも、TVチャンピオンのチョークアート看板職人選手権で準優勝している!)、誰にどう売るかという「お店目線」での看板づくりをアドバイスしてくれる、いうなれば販促のプロだ(実際、モニタリングした飲食店では、高価格のランチセットを描いて客数は13%増、売上20%増となった)。輝く笑顔と丁寧な指導で初心者も虜にするが、「1人で黙々と絵を描くのが好きな大人しい子だった」という金城氏。沖縄から上京し女子美術大へ。奨学金とバイト代で学費・生活費をまかなう睡眠3時間台の苦学生時代を経て大手アパレルメーカーへ就職。絵で生計を立てる夢を捨てきれず、2012年よりチョークアートを学び始める。2017年、チョークアート&フラワーショップを開店。花屋を営む中で⾃⾝が感じた描き消し消し看板の必要性、それがシズル看板誕⽣のきっかけだ。

(取材日12月9日)-「サポかな」3月号にご期待ください。

忙しい事業者さまでも修正が簡単で、短時間で仕上げられるシズルボードを考案しました。オイルパステルで描くと、ステーキが焼ける熱々の湯気や音、みずみずしいお野菜に滴る水滴、天ぷらの衣のサクサク感、ピザのチーズが伸びる瞬間など、シズル感たっぷりに表現できるのです。

オーストラリアで広まったチョークアートは、オイルパステルを使って黒板に消えない絵や文字を描く。A2版を完成するのに2日を要するが、金城氏は、数時間で仕上げられ、かつ何度でも描き直せるよう画材をとことん追求した。使用するのは既製品のボードと「キッドパス」。食欲を刺激する臨場感に溢れた表現が可能となり、「シズルボード」として展開、飲食店の売上増に貢献している。広告を印刷に出す手間や時間が省け、水拭きで消せるので、日替わりメニューや期間限定商品といった告知に使いやすい。受講者からは「レッスン代の何十倍もの集客、売り上げに繋がった」の声も。

「今すぐ欲しくなる」「今すぐ食べたくなる」シズル感にこだわってきました。手描き表現によって、看板の向こうにお店の人を感じさせることができるんです。

街の飲食店の中には、手書きメニューを掲げながらその前で立ち止まる人が少ない場合も多々ある。金城氏がチョークアートの看板受注のみならず、手法を公開する講座開催を決めたのは、「シズルボードのコツを取り入れれば、(お店の)もっと魅⼒を伝えられるのに!」という思いからだ。

手書きの看板を出すことで、今まで足を止めてくれなかった方が、足を止めてくれるようになりました。

金城氏は2017年、南林間駅前にチョークアート&フラワーショップをオープンするが、(完成に2日はかかる)「チョークアート看板を描く時間がない!」というジレンマに。早く描けて消せるシズルボードが生まれたのは、金城氏自身の「チョークアートの強みを⽣かしながら、もっと⼿軽に描ける看板が必要!」という動機からだった。営業時間外にも外に出していた看板を見て、フラワーアレンジメントレッスンなどの申込が続々と入る。「シズルボードを必要とする事業者さんはたくさんいるはず」。チョークアートの仕事が増え、2019年店舗営業を修了。同駅近にアトリエをオープンし、⼿描き看板による地域活性化、飲⾷店サポートに注力している。

看板を描き始める前に、誰に向けて何を発信するのかを固めないと、盛りだくさんに描き込んだ挙句、何も伝わらない1枚になります。

依頼者へのヒアリング力(本当は何を売りたいのか)や事業への想像力がずば抜けている金城氏。「さまざまな商売のことがどうしてそんなに分かるのですか?」の問いに「学⽣時代からお⾦に苦労して、いろいろな仕事をする中で、商品の魅⼒を効果的に伝える方法を常に考えてきたからです」。ターゲットに刺さるフレーズ研究にも余念がなく、手掛ける看板には、選び抜いた言葉を選び抜いたフォントで、黄金バランスの配置、大きさで描くのだ。



今回は、シズルボード講座のさらなる展開を、神奈川県よろず支援拠点にご相談に来られたご縁での取材となった。「これからも金城さんの看板ワールドを応援していきます!」

オランジェットチョークアート

https://www.orangette-chalkart.com/school

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