政府は「新しい資本主義」の実現に向け、人への投資策を拡充する方針を打ち出しています。その中で注目を集めているのがリスキリング（学び直し）です。10月末にまとめられた総合経済対策にも盛り込まれています。

リスキリングには学び直しを行った人材の賃金が上昇し、その人材の活躍により、企業の生産性が向上し、これがさらなる賃上げにつながるという経済の好循環が狙いにあります。

それでは何を学び直せば良いのでしょうか？　学校のように必修科目はありませんが、現在と将来を見据えて求められているところといえば、やはりデジタル分野になるでしょう。

デジタルトランスフォーメーション（DX）に人工知能（AI）、仮想現実（VR）、仮想空間（メタバース）、ディープラーニング（深層学習）など、次から次へと新たな技術がビジネスに浸透してきています。こうした技術がビジネスに展開されつつある中、「知らない、わからない」では済まされなくなってきているのではないでしょうか。

そこで1つ問題が出てきます。どのように学べば良いかということです。書籍や研修、動画など手段は考えられますが、膨大な情報の中から探すのが一苦労で、探すのに疲れて断念してしまうかもしれません。

そうしたことにならないよう、今回はデジタル人材育成プラットフォーム「マナビDX（デラックス）」を紹介します。これは経済産業省と（独法）情報処理推進機構（IPA）が企業内でのデジタル知識・能力を身につけるための実践的な学びの場として開設したものです。

マナビDX　https://manabi-dx.ipa.go.jp/

デジタル入門の基礎講座からキャリアップにもつなげる実践講座まで多彩な講座が用意されています。各自のニーズにあわせて選択ボックスをチェックして検索すれば、興味のある講座を探せます。多くの講座が無料となっていますので、まずは一度アクセスしてみてください。

何か学ばなければと思っていても、なかなか実行できていなかったという方にとって、これが新たな学習のきっかけになり、新たな気づき・可能性の発見につながるかもしれません。自分自身の可能性に期待して取り組んでみてはいかがでしょうか。