株式会社TMC：リスティング広告で新たな顧客を開拓

今回は神奈川産業振興センターのインキュベーション施設に入居されている企業の支援事例をご紹介いたします。

大型ビジョンのレンタルやビジョンを活用したプロモーションの企画・提案を行う、株式会社TMC様（本社：横浜市）。同社では新たな集客方法に積極的にチャレンジされています。

コロナ禍で既存取引先からの発注が減少

同社は大手企業でビジョン事業に携わった二本木社長の人脈を活かし2019年1月に設立されました。立ち上げ以降、順調にビジネスを拡大してきましたが、昨年からのコロナの影響によりイベントが次々と自粛したことにより、既存取引先からの取引が減少傾向となっていました。危機感を感じた社長が、まず取り組んだのは商品ラインナップの拡充でした。イベント主催者のニーズに答える形で「サーモカメラシステム」を提供することで客単価を上げることができれば売上減少の影響を軽減できると考えたためです。ところが思いのほかコロナが長引きイベントが再開できず当初の見込を下回ったため、事業実現サポーターと共に模索しました。

展示会や販促物の制作、これまでの取引先に向けたDM配布なども検討しましたがいずれも新規取引先が開拓できないことから、今回の目的とは合致しませんでした。改めて発注者の立場から購入の流れを考えると、イベント主催者がビジョンを探すときには、まずはインターネットで検索するだろう。検索エンジンで上位表示がされればお問い合わせも来るのではないかという考えに至り「リスティング広告」にチャレンジすることにしました。

リスティングの運用は自社で行うことも検討しましたが、これまで出稿実績がなく、調査などで社長の時間がとられてしまうことは避けたいとのことで広告代理店に発注をすることにしました。代理店は事業実現サポーターが、小規模企業のプロモーションに力を入れている会社をご紹介いたしました。