SDGsとISO9001との関連性を理解しよう

はじめに
SDGsとISO9001は親和性が高い国際規格と言われていますが、ISO9001の各規格を推進することによりどのようにSDGsのゴール達成に貢献するか関連性を理解するためのポイントをご説明します。(今回は、事業承継とは関係ないお話です。)
SDGsとは
SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されており、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際規格です。
SDGsは、Sustainnable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称であり、17のゴール(目標)と169のターゲット(達成目標とその実現のための方法)から構成されています。
ISO9001とSDGsとの親和性
SDGsのゴール、ターゲットとISO9001の親和性についてですが、17のゴールのうち、




の4つが高い関連性を示したゴールとなっています。
4つのゴールのうち、最も関連が深いのは、「9.産業と技術革新の基礎をつくろう」と「12.つくる責任つかう責任」で、関連キーワードとして技術開発、持続可能性に関する教育、製品・サービス付加価値向上、持続可能な産業、資源効率化、化学物質管理、廃棄物管理(不適合品)、ロス管理(原材料、エネルギー)、パートナーシップ(調達先、委託先)を想定し、品質向上への取組みによって貢献できるターゲットが上げられています。
まとめ
これから、SDGsの導入を検討されていらっしゃる中小企業の皆さまにとって、ISO9001の認証取得と併せて取り組むことで、SDGsのゴール達成への取り組みを効率的に行うことができます。
また、すでにISO9001を認証取得されていらっしゃる中小企業の皆さまも、SDGsとの一体的な運用を目指すことで、SDGsのゴール達成への方向性が明確になります。
SDGsに関するご相談
(独法)中小企業基盤整備機構(中小機構)関東本部では、SDGsの考えを尊重し、中小企業・小規模事業者のSDGsへの理解促進と趣旨に沿った事業活動への支援を通じてSDGsの達成に貢献しています。まずはお気軽にご相談ください。