【大連便り（37）】大連櫻華高級中学を視察

   大連櫻華高級中学（日本の学制では高等学校に相当）を視察しました。
　同校は大連市教育局の認可を受けて2020年9月に開校した共学の私立学校で、1年生と2年生の合計で約600人の生徒が在籍しています（中国は9月から新年度です）。平日は45分×9コマの授業をこなし、夜は校舎内にある寄宿舎で共同生活（1部屋最大8名）を行っています。
　同校の特徴として、国際班（日本語教育専攻課程）が設置されています。国際班は日本の大学に進学を目指すコースで、現在約90名（2学年合計）が在籍しています。3年生になると、日本語能力検定（※）N1の習得や日本留学試験（EJU）を受験するとのことです。
　当事務所では同校の依頼を受けて、神奈川県厚木市に物流センターがあるオンワード樫山社の大連工場を紹介し、11月4日に社会科見学が実施されました。校長先生より、「日本を目指す学生たちにとって大変貴重な体験になった」とのお礼の連絡をいただくことができました。
今後、同校の卒業生が日本語人材として神奈川県と大連を繋ぐ存在になってくれることを願っています。
※日本語能力検定試験とは日本語を母語としない人の日本語教育を認定する語学検定試験であり、最上級のN1からN5までのレベルがある）