KIP理事長より年始のご挨拶
新型コロナウイルス感染症は、いまだ収束には至らず、警戒を怠ることはできません。原材料・エネルギーの供給制約も徐々に緩和されつつあるとされていますが、現場では難しい対応が続いています。こうした厳しい状況の中ではありますが、神奈川県の景気は、全体としては緩やかに持ち直してきております。
長く厳しい経営環境が続いた県内中小企業・小規模企業の皆さまにとって、今年こそ、真の回復が実感できる年となることを心から期待しております。KIPとしても、県や国、市町村、各支援団体、金融機関などとより緊密に連携し、皆さまのニーズに的確に対応することにより、皆さまの経営の改善と基盤強化のお役に立てるよう力を尽くしてまいります。
テクニカルショウヨコハマ2023でお会いしましょう。
さて、首都圏最大級の工業技術・製品の総合見本市「テクニカルショウヨコハマ2023」が、2月1日に始まります。今年のテーマは、「リアルに出会う。リアルに感じる。」で、工業技術・製品を実際に見て、触れて、知っていただくことに力を入れています。DX・カーボンニュートラルの取組紹介や各種セミナーも多数開催します。700社を超える県内外企業が参加するこの見本市は、ビジネスチャンスの拡大につなげる絶好の機会です。ぜひご活用ください。多くの皆さまのご来場をお待ちしています。
皆さまに寄り添って経営課題の解決に取り組みます。
県内中小企業・小規模企業の皆さまは、経営改善、競争力強化に向けたイノベーション、デジタル化・DX推進、カーボンニュートラル・GXの取組や事業承継など、さまざまな課題に向き合いながら、日々企業経営に取り組んでいらっしゃることと存じます。KIPはこれまでも、皆さまが直面している経営課題の解決のために、相談対応、商談会開催、情報提供、設備貸与などさまざまな取組を進めてまいりました。昨年も新たな取組として「オンライン商談ルーム」を開設するなど、皆さまにとってより利用しやすいKIPを目指しております。今年も皆さまに寄り添い、役職員、スタッフが一丸となって全力で取組を進めてまいります。
皆さまの益々のご発展を祈念し、新年のご挨拶といたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
公益財団法人神奈川産業振興センター 茂木吉晴