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スタッフブログ

サポかな
掲載日:2021年3月15日

「サポかな」取材名言~井組自動車工業 井組浩紀氏「自分しかできない仕事だけやる」 ホームページに注力し下請けを脱却(3)

ホームページは真似できても、職人はコピーできないから。

47年の歴史ある工場に、欧州車ディーラーの基準を満たす最新設備を備える。高級車約10台分の投資をし、イタリア製の最新塗装ブースと国産の最高級塗装ブースが計3台。ブース内は非常に明るく、職人が良い塗装をするために必要不可欠な環境だという。県内に数台しかないフレーム修正機(ミリ単位以上の精度で、車のフレームを復元)も導入、他社との差別化を図っている。
また当社では、見積 → 作業 → 引き渡しまで1人の職人が担当する。職人が顧客へのヒアリングを行うため、見積もりの精度は高く、手戻りのない仕事をする。職人を信頼し、関西や中部地方からも車を持ってくる客がいるのはそのためだ。

イタリア製の塗装ブース。明るいブースは職人たちがいい仕事をするうえで必要不可欠だと井組社長

自分がそれをやる? やらない?

井組自動車工業のPRの特徴を質問したところ「できるところとできないところをハッキリさせる。誇大広告は一切なし」と潔い。インタビュー中、「自分のところがやる仕事じゃない」といった、自社の強みを磨き上げてきた浩紀氏ならではの言葉が数多く聞かれた。それは浩紀氏自身が常に『自分でやることか?』『他に使えるリソースは?』『やらない選択をしたら?』の選択をし続けてきたからだろう。
自分しかできない自動車板金工場の仕事を求めて14年。浩紀氏が次に見据えるのは「広告なんてしなくても、お客さんがいる形がベストでしょ」。


川崎市麻生区少年サッカーの冠スポンサーだったり、介護の負担を減らしたいと孤軍奮闘していた人物との出会いから介護タクシー事業を始めたりと、井組自動車工業の側面は(も?)、人間味に溢れている。浩紀氏の詳細なプロフィール年表、最新版最後の1行は次の通り。
「娘と、あいみょんのコンサート(横浜アリーナ)」。

有限会社 井組自動車工業

https://www.193motors.com/

井組氏よりコメント
「まだまだ事業を拡大させたい井組自動車、後継に困られている鈑金工場の経営者様は私たちにご相談ください。県内の職人のみなさまの伝統・技術を絶やさぬよう、できる限り引き継いでまいりたいと思っています」

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