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掲載日:2025年9月18日

ぶらり旅レポ ~岡本太郎美術館編~

川崎市・生田緑地にある岡本太郎美術館へ

今回は、川崎市・生田緑地にある岡本太郎美術館へ行ってきました。

岡本太郎美術館は、川崎市高津区出身である岡本太郎が、主な作品1779点を川崎市に寄贈したことをきっかけに、1999年に開館しました。
館内には、岡本太郎の多彩でジャンルを超えた世界観を体感できる常設展示室と、岡本太郎に関連するテーマ展や現代作家を紹介する企画展示室があります。

美術館のシンボル「母の塔」

「母の搭」

屋外にそびえたつのは、岡本太郎の代表作のひとつ「母の塔」。
青空を背景にそびえ立つその姿は、何度見ても圧倒的な存在感です。この塔を前に立つと、日常から切り離された異世界へ足を踏み入れたような気分になります。

高さ30mの「母の塔」は、岡本太郎美術館のシンボルとして建てられたモニュメント。「大地に根ざした力強さ」「母のやさしさ」「天空へ燃える生命力」を表現した太郎の原型に基づき制作されました。

太郎の母・かの子は多摩川のほとりで生まれ、この地を愛した文学者で、塔は彼女の文学碑《誇り》と向かい合うように設計されています。塔は先端から押し上げながらつくるジャッキアップ工法で建設され、「タローホワイト」という真珠色のクラッシュ・タイルが使用されています。

入り口の看板

岡本太郎の作品たち

愛嬌のある作品が多いのも魅力です。岡本太郎はオリンピックの公式参加メダルの制作も手掛けていました。

「ノン」と岡本太郎のパネル
岡本太郎パネルと代表作品たち

ミュージアムショップとカフェテリア

カフェテリアTAROのナポリタン
ミュージアムショップで購入した
フィギュアとマグネット

展示を見終えた後に立ち寄れるミュージアムショップには、岡本太郎の世界観をまとったグッズが並んでいます。ポスターやポストカード、フィギュアや文房具、日用品に至るまで、どれもどこか太郎らしい大胆な色づかいや造形。手に取るだけでも楽しく、眺めていると作品を見た時の高揚感が再びよみがえってきます。今回はフィギュアやマグネットを購入しましたが、日常に少しだけ太郎のエネルギーが宿ったような気がします。

また、美術館に併設された「カフェテリアTARO」もおすすめです。明るい光が差し込む店内で、作品鑑賞の余韻に浸りながらゆったりと食事が楽しめます。

出口にタローマンの世界が

タローマンのポスター

近年人気を集めている「タローマン」関連展示もあり、昭和風特撮ポスターや立体作品がずらり。
岡本太郎の造形と言葉が、こんな風にポップカルチャーとして再解釈されるのもまたおもしろく、「太郎は今も生きている」と感じさせられます。

「タローマン」は、岡本太郎の作品や言葉をモチーフにしたNHKの特撮風企画で、70年代風のヒーローが奇獣と戦う独特の世界観が話題となったシリーズです。

川崎市岡本太郎美術館 アクセス

  • 住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
  • 営業時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土日を除く)、年末年始、他に臨時休館日あり
  • 入館方法:入館時にチケットを券売機で購入。常設展のみ/企画展併設時で料金が異なる
  • 料金:展覧会によって異なる。詳細はその都度「開催概要」ページを確認
  • 最寄駅:小田急線 向ヶ丘遊園駅 南口 徒歩約17分。または JR南武線・小田急線 登戸駅からもアクセス可能。バス利用もあり。
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