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掲載日:2024年11月20日
横浜でも走っていた「トロリーバス」の旅
「立山黒部アルペンルート」を走るトロリーバスが廃止されます
富山県と長野県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」の立山トンネル(3.7km)には国内唯一、トロリーバスが走っています。
トロリーバスは、トンネルの天井に張られた架線から電気の供給を受けて走る無軌条電車で、昭和42年頃まで、横浜や川崎でも走っていました。自動車の普及で渋滞が発生し、トロリーバスよりもスピードが出て架線が要らないディーゼルバスになり、都市部からなくなったようです。
トロリーバスは、「立山黒部アルペンルート」最高地点の室堂(2450m)と大観峰(2316m)を結ぶトンネルを約10分で走ります。
トロリーバスは排ガスを出さないということで自然環境を守るため導入されましたが、部品交換ができなくなったため廃止され、電気バスに替わります。11月がラストランです!
天井に張られた架線
トンネル内の様子
ブルーライトの場所は破砕帯です。破砕帯は通常の地盤に比べて軟弱で地下水などが含まれています。
大観峰から見た黒部湖。
「立山黒部アルペンルート」の営業期間は、11月30日までとなります。
来春になりましたら、新しくなった電気バスに乗車して、北アルプスの3000m級の雄大な自然を満喫してみてはいかがでしょうか。