サポかな
掲載日:2021年9月 1日
「サポかな」こぼれ話 ー もはやMr.よこはま?! 崎陽軒のしょう油入れ「ひょうちゃん」(1)
1日で3万個、多い日で5万個が「昔ながらのシウマイ」「特製シウマイ」の折箱に入る。名前は「ひょうちゃん」。現在活躍する3代目は、崎陽軒横浜工場のリニューアルオープンに合わせ、昭和30年の初代の絵柄が復活したもの。表情は全48種類。怒った顔でさえ、愛くるしい。シウマイの名脇役「ひょうちゃん」について、「サポかな」誌面では紹介しきれない情報をお届けします。(取材日7月21日)
「サポかな」9月号【原寸図鑑】、ぜひご覧ください。
「真に優れたローカルブランドを目指す」
1928年、初代社長の野並茂吉氏が約1年の試行錯誤の末に完成させた「シウマイ」。当初から、横浜名物を作る!という明確なビジョンがあったというから驚きだ。
横浜駅で構内販売を手掛けていた野並氏は、中華街(当時は南京街といった)で「突き出し」として出されていたシューマイに着目。点心職人・呉遇孫をスカウトし、列車の車内で食べるため、◎冷めてもおいしいこと、◎揺れる車内でもこぼさぬ一口サイズ、にこだわった。老若男女問わず愛されるこの「シウマイ」、今では1日に約80万個生産されている。
(明日のスタッフブログに続く)