ベンチャー
掲載日:2025年7月 7日
「歌」が持つ魅力が、地域の振興に大きな影響を与えることを実感しました!

(知床五湖から見た知床連山)
特定の魅力が地域振興に大きな影響を与える
6月の初旬、世界自然遺産に登録されている「知床」を訪ねました。
ガイドさんの説明では、加藤登紀子氏の「知床旅情」がもたらした効果がすごく、例年3万人に満たない観光客が、ヒットした翌年には120万人もの人が訪れたそうです。
歌以外の事例
このような事例は歌だけではなく、ドラマがヒットしたことで地域に多大な影響を与えることがあります。
例えば、大河バブルの先駆けと言われる「独眼竜政宗」では、高視聴率(平均39.7%)や東北新幹線開業などが後押ししたこともあり、放映後に観光客が殺到したそうです。
また、「竜馬伝」では、地元高知県への波及効果が県内総生産の2.4%に相当する535億円(日本経済新聞のサイトより)で、このケースではヒットに頼るのではなく、官民一体の受け入れ態勢を整えたことが功を奏したそうです。
歌が持つ魅力の波及効果
今回の旅行では、自身は単なる娯楽と思っていた「歌」が、その魅力で人を引きつけ、地域の賑わいや振興に大きな影響を与えることを実感しました。
神奈川県の取組
参考までに、神奈川県では、文化芸術の魅力で人を引きつけ、地域のにぎわいをつくり出す、マグネット・カルチャー略して「マグカル」の取組を推進していますので、興味のある方はご覧になってください。