海外新着情報

当センターでは、神奈川県と横浜市のご協力をいただき、県・市の海外駐在からと、KIP大連事務所からの現地状況等の各種情報をご案内します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（今回は、各駐在員による2023年2月21日までの情報を掲載しています）

海外新着情報

海外新着情報では、神奈川県の協力による海外駐在員との連携の中で得た「海外での企業活動の現状に関する情報」をご案内します。

中国

・春節後の中国各地での経済社会活動の活性化

～中国・大連～（2023年2月21日）

　ゼロコロナ政策の終了後、1月下旬の春節休暇を越え、中国各地では経済社会活動が活性化しています。中国国内の自由な移動が可能となったことから、ビジネス出張や観光旅行に出かける人が増加しており、大連市内の日系企業からも、出張や出張者受入れで忙しくなっているという声が多く聞こえています。中国への入境に必要なビザ（査証）の発給は1月末から再開されているものの、引き続き短期滞在者向けビザ免除措置は停止とされていることから、日本からの出張者は限られているが、今後の日中間の往来に関する各種条件（水際対策、ビザ要件、航空路線など）の緩和とともに、日本からの来客増加が期待されます。

　また、中国国内ではこれまで多くの集客型イベントが新型コロナウイルスの影響により開催延期・中止とされてきましたが、現在はそうしたイベントが各地で活発に開催されています。当事務所でも2月11～12日に日中国交正常化50周年を記念して雲南省昆明市で開催されたイベント「Japan Festival 雲南」に参加しブースを出展・神奈川県の観光PRを行ったが、会場は多くの来場者（想定：30,000人 ➡ 実績：55,000人）で大いに賑わい、現地の人々からは日本旅行・日本訪問の再開を期待する声が聞かれました。

　遼寧省や大連市などの地方政府からは新型コロナウイルスの感染予防に警鐘を鳴らす情報発信はされているものの、感染者数の発表がされないようになったこともあり、コロナウイルスを気にしない活発な経済社会活動が行われている模様です。

東南アジア地域

・新型コロナウィルス感染症の行動制限を撤廃

～シンガポール～（2023年2月9日）

　2023年2月9日、シンガポール政府は、感染症警戒レベルを最も低い「グリーン」に引き下げ、ニューノーマルに移行することを発表しました。

　2月13日から公共交通機関でのマスク着用義務や入国規制などの行動制限は撤廃されます。

・2022年の自動車生産台数、前年から約12％増加

～タイ・バンコク～（2023年2月21日）

　タイ工業連盟（ＦＴＩ）は2022年１～12月の自動車生産台数について、前年に比べて11.7％増の188万3,515台であったことを発表しました。乗用車がほぼ横ばいの60万839台(前年比0.2%増)である一方、商用車は128万2,676台(前年比18.1%増)と大きく生産台数を伸ばす結果となりました。

　また、自動車生産台数のうち、輸出向けは103 万7,317台（前年比8.4％増）、国内向けは84万6,198台（前年比16％増）となりました。

　さらに、2023年の自動車生産としては、輸出向けについて１％増の105万台、国内向けについて6.4％増の90万台との予測を示し、合計で3.5％増の195万台になると予測されています。

北米地域

・日米間の往来が活発化

～　米国・ニューヨーク　～（2023年2月21日）

日本政府観光局（JNTO）によれば、2023年1月の訪日外客数は1,497,300人（対2019年同月比55.7％）となりました。同時期の米国からの訪日外客数は、88,100人（対2019年同月比85.4％）と、新型コロナウイルス感染症拡大以前の水準に近づいている。特に、米国・ニューアーク～羽田間の新規就航、サンフランシスコ～羽田間の増便などもあり、日米間の直行便数は回復傾向にあります。

神奈川県北米事務所では、2023年1月に米国・ニューヨークで開催された観光展「New York Travel & Adventure Show 2023」に神奈川ブースを出展し、県内観光地のプロモーションを行いました。3年ぶりとなる対面式での観光プロモーションでしたが、多くの来場者が具体的に訪日旅行を計画しており、箱根や鎌倉に関する最新情報を求める声が多い観光展となりました。