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掲載日:2022年6月14日

最近、世の中がDX、DXと騒がしいですが...。

最近はDXと言っても、デジタル化とDXの混同が目に付きます。

DX(デジタルトランスフォーメーション・Digital Transformation)の本来の意味は...。

デジタル技術を浸透させる事で人々の生活をより良いものへと変革する事、既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすものとされています。

アナログをデジタルに置き換える、例えば紙で保管していたデータをデジタル化するといったような事だけではDXとは言えません。AIやIoTといった最新技術を導入する事がDXであるというレベルの認識しかなく、革新的なイノベーションといった本来のDXの位置付けを見失っている、あるいは見失っている事にすら気づいていないケースがとても多い状況です。

DXを正しく理解していなければ効果的なDXを実現する事は難しいと考えられています。

今、本来の意味であるDXにチャレンジし成功している企業は、デジタイゼーション・デジタライゼーションに取組み、新たなデジタル技術分野に人材・資金のシフトを行う事によって成果を収めています。


デジタイゼーション、デジタライゼーションとは何かを簡単に説明します。

デジタイゼーション(Digitization)とは...。

データの保存という面で言うと、アナログは信頼性こそ高いが、どうしても非効率的になります。
今までアナログで行ってきた作業をデジタル化する事で、業務の効率化を図ったり、コストの削減を図ったり、
リモートワークを推進する事が出来ます。つまり既存のビジネスモデル内に留まるもので、デジタル化の第一歩と言えます。

デジタライゼーション(Digitalization)とは...。

複数のデジタル技術を組み合わせて活用する事で、業務フローやプロセスを最適化し、
既存のサービスとは異なる新しいサービスの提供を可能にする事です。

まとめ

DXは、中小企業だからこそ小回りが効いて取り組みやすいという側面もあるように思います。

ですが、DXには入念な計画づくりは欠かせません。
まずは全業務を細かく可視化し、何処に・どのようなデジタル技術を導入できるかを検討します。
その後、導入順にプライオリティを付け、費用対効果と実現性も考慮した上で、実行に移します。
最終的な目標はビジネスモデルの変革や競争優位性の確立ですが、まずは社内の小さなデジタル化からスタートする事です。

しかし、デジタル化が完了しても、新たな技術革新の出現によって常に現代社会は変化を続け、市場や社会情勢も変化しています。だからこそ、変化の流れに合わせて取り組みを続ける人材が必要になります。
今ままでの仕事の方法で、何とかなっていたと思っていても、世の中からは取り残されているかもしれません。

デジタイゼーションによって生まれた人的リソースやコストを社会情勢などを踏まえた業務フローやプロセス、
更には新たなビジネスモデルに変革していく事に集中させ、業務プロセスやリソースの最適化を行い、技術的負債を解消し、既存システムの維持・保守業務から、新たなデジタル技術分野に人材・資金をシフトする事でDXを目指す事が可能だと思います。

本格的なDXの実現には最低でも2年~3年以上の期間が必要と言われています。

ペーパーレス化やオンライン会議など1つの業務で考えるのではなく、組織全体を意識するのがDXです。
ITを活用し余った人材・資金・時間で何をするかがDXで問われているのです。

変化の激しい今の時代に置いて行かれないように、少しずつでもDXに向かって進んでみては如何でしょうか。

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