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【Q 12】継続的取引における取引中止の申し入れ

【Q 12】

洋菓子製造と販売を業とするA社は、運送業者B社と3年程前から納品先洋菓子店5軒に洋菓子を毎日配送する業務を「口頭」で約束し、B社は自己の冷凍車を使って配達をしていました。
これまでAB間に格別のトラブルもありませんでしたが、2日前にB社が突然、予告もなく運送中止を申し入れて来ました。
A社としてはどうしたら良いでしょうか。

【A 12】

AB間の約束は「口頭」であり、運送契約の内容に関する「契約書」が取り交わされていませんが、3年間ほぼ毎日、洋菓子(生もの)を固定している納品先に配送されている状況からは、継続的な運送契約が口頭で成立し、このような場合、B社は期限の定めのない継続的契約に基づき運送を継続して行う債務を負っていると解されます。
本件のように運送の対象物が「生もの」であり、急な取引の中止がA社に不当な損害を与えることが運送形態等に照らすと明確である場合には、B社は取引を中止するにあたっては、やむを得ない事由がない限り、契約の趣旨に照らし信義則上一定の予告期間を設けて解約すべき義務があると考えられます。
突然の予告なしになされたB社の取引中止申し入れに対しては、A社としてはB社の解約の不当性を主張し、取引が継続されない場合にはA社の被る損害の賠償を請求してはいかがでしょうか。


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